推しを推すだけの人生

可読性のなさには自信があります

BLE のフィンガープリント追跡

【はじめに】

こんにちは、最近は魔使マオを見ています。かわいいね

今回のリレーブログのテーマはこれでした。まだ論文は読んでいないですが記事だけからわかったことをまとめます。

【記事でやっていること】

Bluetooth から発せられるビーコン信号は COCOA だったり airpods だったりを実現していますが、この信号にスマートフォンの個々体それぞれに特有のフィンガープリントが含まれていることを示し、それが個人のトラッキングを可能にしているということでした。実験では精度が高い追跡はできていませんでしたが、0 を 1 にした成果なので評価されたのだろうと思っています。

この追跡は BLE のキャリア周波数とベース信号のずれと、それらを変調した信号を評価することで可能にしていました。

【先行研究との比較】

先行研究では wi-fi や無線信号のフィンガープリントから個人の追跡を可能にしていました。これはフレームフォーマットにおけるプリアンブルが物理層によって付加されるため、デバイス固有の数値がセットされることが原因でした。一方で BLE のプリアンブルは wi-fi や無線のそれと比べて短いため、精度が悪くなっていたそうです。

【対策】

このビーコン信号はスマートフォンの電源を切らない限り出続けるものらしく、対策は難しいとのことでした。一方で難しい攻撃のわりに精度が低いため、危険度は低いという評価でした。